切妻の日本瓦屋根を選択した理由について

ド田舎で家を建てる

自分の家は切妻の日本瓦屋根を選択しました。

どうしてこの屋根にしたかというと、耐久性を第一に考えた結果です。

家のコンセプトとして50年住める家としたので、それには雨漏りリスクやメンテナンスも含めた耐久性が大事と考えました。

今回の家を建てるにあたって全体的に言えることなのですが、予算内に収めるために、機能にはコストをかけ見た目の部分はできるだけコストをかけないという方向で決めていきました。

切妻屋根にした理由

屋根にはいろんな形があります。(切妻、入母屋、寄棟、片流れ、陸屋根など)

日本瓦屋根の最高峰(かどうかは分かりませんが)は入母屋屋根かと思います。

実家の屋根も入母屋屋根で、屋根の勾配も一直線ではなく複雑な形状をしています。昔の家は外観を格好よく見せる為に屋根にこだわってた感じがします。

 

屋根の一番の役割は雨水を家に侵入させないことです。

屋根の形状が複雑になると雨漏りの原因にもなりやすいとの事です。

雨漏りのリスクを減らすにはシンプルな形状にし勾配をつける事が重要です。

また、コストの面を考えてもシンプルな形状の方が施工手間も少なく安くする事が可能です。(屋根勾配も標準的な4寸勾配にしています。)

自分は大工さんにお願いした為、施工手間が増えないように考えましたが、ハウスメーカー等は屋根形状を変えても値段は変わらないと言われるかもしれません。

以上の理由から、雨漏りリスクを少なくしコストを抑えられる切妻屋根を選択しました。

日本瓦を選択した理由

屋根材料についてですが、粘土瓦、スレート、ガルバリウム鋼板が最近の選択肢になってくるかと思います。

スレートやガルバリウム鋼板は50年のスパンで考えると途中で大きなメンテナンスが必要そうなので、トータルコストで考えメンテナンスの必要性の少ない粘土瓦を選択しました。

粘土瓦でもいろんな種類がありますが、長年の実績や和風デザインとしたかった事もあり、日本瓦を選択しました。

日本瓦といっても地域毎にいろんな種類があります。自分の家に採用したのは関西圏では主流な淡路島のいぶし銀瓦です。

メリット、デメリット

切妻屋根の和瓦のメリット、デメリットをまとめます。

メリット

・耐久性が高い

実績と信頼のある日本瓦なので耐久性については心配ありません。

・遮音性が高い

粘土瓦は質量が大きいので、雨が当たっても音が響きません。豪雨でも静かすぎて気づかない程です。(後でカーポートをつけてそちらの雨音が響くのが分かるようになりました。)

デメリット

・初期コストが高い

日本瓦はガルバリウム鋼板やスレートと比較すると初期コストが高くなります。ですが長期的な目で見るとメンテナンス費用は少なくて済むので大きく変わらないかと思います。

・耐震性が低い

家の一番上に乗る屋根材が重たくなる事で地震の揺れに対して影響が大きくなってしまいます。その為、耐震性の確保の為に構造をしっかり作る必要があります。

 

以上の内容から、建ててからのメンテナンスを抑える為に耐久性のある日本瓦を選択し、雨漏りリスクやコストを抑える為に切妻屋根を選択しました

 

結果的には見た目もすっきりして良かったと思っています。

ただ課題があるとすれば、屋根の側面に関しては軒があまり出ず高さもあるため、壁が雨に当たりやすく保護が甘くなったかなと思う部分もありますので、この辺はコストをかけなかった結果かなとも思っています。

あくまで個人の考えですので、参考情報として捉えていただければ幸いです。

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