ド田舎で家を建てる(敷地内同居のメリット、デメリット)

ド田舎で家を建てる

前回は敷地内同居に至るまでを書いてみました。

今回は敷地内同居のメリット、デメリットについてまとめて行きたいと思います。

敷地内に家を建てるメリット

 

 

○費用が削減できる

これが一番のメリットですね。これが主目的といっても過言ではないかと思います。

それではどういった費用が削減できるか解説していこうと思います

 

 

 

・土地代が要らない。

一番大きなメリットがこれになります。といっても田舎の場合だと数百万円程度です。

うちの場合ですと、約100坪の土地で坪単価5万円で約500万円の節約となりました。(坪単価からどれくらい田舎なのかが察して頂けるかと思いますw)

 

・水道を共有できる。

新たに水道を引く為には水道局に加入金を払う必要があります。市町村によって差はあるかと思いますが数万円~20万円位必要になります。

また道路に埋設されている水道管から、敷地内へパイプを引くのにも工事費用がいります。

うちの場合は幹線道路に面していた為、工事費用も含めて約50万円の節約になりました。

 

ただし、これにはデメリットもあって、元栓がひとつであるため、水栓を複数あけると、水圧が落ちて水がほとんど出なくなる恐れがありますので水道局と相談の上、水圧が落ちる事を承諾したうえで実施する必要があります。

とは言ったものの、うちの場合は山間部で高低差もあり、水圧が高い地域(水は高低差があると水圧が高くなります。)でしたので、そのまま分岐して使用しています。(水圧が高すぎるので減圧弁を途中に入れてるくらいです。)

 

水圧が落ちる対策のひとつとしては、受水槽+ポンプをつければ対応可能です。ただし受水槽の設置に十数万円と電気代、また時々の清掃作業が必要になりますが、断水時に水が使えると言ったメリットもあります。(逆に停電時は水が出ないのですが…)

 

水道を共用するもうひとつのデメリットとして、水道代の請求がまとまってしまうという事です。(契約個数がひとつな為)

水道の使用上仕方ないのですか、これだとどちらの家でどれだけ使ったかが分かりません。

ざっくり計算で分担してもいいのですが、とりあえず新築の方に子メーターをつけて管理するようにしています。(この辺りについては、別途書いていこうと思います。)

 

・その他のいろんなものが共有できる。

上記の関係は大きなコストメリットがありましたが、効果は少ないですが、他にも共有できるものがあります。

テレビのアンテナやLANケーブルも実家(母家)と隣接していれば新設せずに実家から配線できます。

 

また、意外と助かったのが備品関係が共有できる点です。

具体的に言いますと、草刈り機やスコップ等の家周辺の維持管理道具などです。

田舎の家ですので植木や植栽など庭の部分も広く、管理もしていく必要がありますが、実家で必要なものは大抵揃っていますので、新しく購入する必要が無かったので大きく負担を減らすことが出来ました。

 

・井戸水が使える

これは田舎ならではかもしれません。

うちの地域は、今でこそ水道が通ってますが、実家が建った当時は水道が通ってなく、井戸水を使ってました。

その井戸水は現在も生きていて、庭の水まきや洗車の際に活躍しています。

水まきや洗車には結構水を使うので、水道水を使うと結構お金がかかってしまいますが、井戸水だとポンプの電気代だけで済んですまうので、経済的です。

 

・間取りを小さくできる

こちらは間接的なコストメリットですが、実家が隣にあるという事で、収納関係を余分に取る必要が無かったので、必要最低限の大きさにすることで、間取りを小さくすることができます。

実家も古い家ですのでそこそこ広く、自分が生活していた部屋なども空いてきますので、多少は荷物を置かせてもらってます。あまり使わないものは必要な時に取りに行くようにしています。これについては親が良いよと言ってくれたので実現できていることですが・・・。

建築費用は床面積に比例しますので、面積を小さくできる事でコストを抑える事ができます。

 

 

以上がコスト的なメリットです。

あとは近くで住むことのメリットをまとめていきます。

 

○子供の面倒を見てくれる

自分たちが風邪をひいたときにでも側にいるので手助けしてもらいやすいです。

逆に手助けする必要もあったりしますのでこの辺りは、お互い様といった感じです。

 

○里帰りする必要がない

実家暮らしですので里帰りという概念がありません。

その為、年末年始やお盆などの連休時間を家で有効活用できます。

もしくは、嫁さんの実家に帰ることに専念する事もできます。

 

○おすそ分けをもらえる

田舎地域特有のおすそ分け文化。

畑でいっぱい野菜、果物が出来たら、近所の人などから実家におすそ分けを頂いたりします。そのおすそ分けを頂けたりするのでなにかと助かってます。

実は自分の地元、和歌山は果樹王国です。1年中なにかしらの果物を食べているという、ある意味贅沢な生活を送っています。

  

 

敷地内に家を建てるデメリット

ここからはデメリットについて書いて行きたいと思います。

 

○地域行事に参加する必要がある

田舎特有の文化ですね。

何かと多い地域行事、面倒な事も多いですが、実家で自分が育ってきた地域でもあるので、そこまでストレスなく対応できています。

ただし、嫁さんは他の地域から来ていますので、その辺りは気を付けていきたいと思います。

 

○距離が近い監視されている気分になる

やはり、住んでいる距離が近いと色々と目線が気になることも出てくるかと思います。

 

○親の介護

これも大きな問題ですね。

離れて住んでいても出てくる問題ですが、孫の面倒も見てもらう事もありますし、子の役目として受け入れる必要があるかなと思っています。

 

○嫁姑問題

この問題に関しては前回の記事に書いた通りですので割愛いたします。

ド田舎で家を建てる(敷地内同居について p://halk2005.com/2020/01/05/shikichinaidoukyo001/

 

という感じで、デメリットに関しては主に人間関係になってきます。

 

離れた場所で、新たに土地を買って住むにあたっても、何かと問題もあると思うので、自分的にはコストメリットも見出しつつ、家族ごとの個人空間の確保できる敷地内同居という選択にしました。

 

今回の記事は自分の経験を元に書いているので、これ以外にもあるかとは思いますが、この様なメリット・デメリットがあるという事を参考にしてもらえたらなと思います。

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