前回はLEDインジケーター作成のお話でした。
今回はステアリングの液晶ディスプレイについて書いていきたいと思います。
LEDと同様にF1ステアリングみたいに液晶ディスプレイをステアリングに内蔵したいと思い調べてみました。
液晶ディスプレイの選定
表示方法に関しては、LEDと同様にSimhubで制御できる様なので、simhubを使用します。
simhubのホームページを見ていると、液晶ディスプレイの種類がいくつか紹介されていました。
Graphic dashboard, What to choose ?
いくつか紹介されている中で選択したのがVoCoreの4.0inch displayです。
USBで接続するディスプレイです。VOCOREというマイクロPC用のディスプレイですが、単品でUSB接続してSimhubで使用できるようです。
初めて使用するので失敗しても大丈夫なようにとりあえず値段重視で選んでみました。
値段は$37.99(購入当時レートで4,505円、PayPal決済)。中国からの発送なので追加費用を払ってDHLのエクスプレス便で速く安心して配送してもらおうかと思いましたが、自分家はDHLの配送エリア外との事だったので、追加送料なしでチャイナポストでの配送となりました。
VoCore 4inch Screen
注文から約3週間で商品が到着しました。チャイナポストも現在はトラッキングナンバーがあるのでオンラインで配送状況が確認できました。コロナ渦ということもあって飛行機便がなかなか確保できずに10日程足止めされていたので、海外から購入する際はゆっくり待つのも必要かと思いました。
中身はこんな感じです。むき出しの液晶パネルに配線と基板が接続されている状態です。
固定用のネジ穴とかもないので工夫してとりつける必要がありそうです。
裏面はこんな感じです。
シート状の配線が張り巡らされています。多少の曲げは大丈夫ですが完全に折り曲げると断線してしまうので注意が必要です。
インストール方法はVoCoreのblogを参照しました。
VoCoreの商品ページにあるドライバーをダウンロード、インストールしてUSBスクリーンとして認識させます。
接続が完了したらSimhubを立ち上げます。
Dash Studio ,VOCOREのページを開けば設定画面が出てきます。
Displayed Dashboardで表示させたいダッシュボードを選択すればディスプレイに表示されます。
このダッシュボードは標準でもある程度の種類は入っていますし、いろんな方が作ってくれたものも公開されていたりするのでいろいろな種類を試すことができます。
設定が完了したら動作確認です。
動作の方は大丈夫そうですので、設置するケースをうまく作れば実用的なディスプレイになりそうです。
SIMHUBダッシュボード
ディスプレイに移すダッシュボードですが、自分で作るのも大変なのでいくつかダウンロードして使っていますので参考に載せておきます。(主にiracing向けです。)
Romainrobさん作成のダッシュボードです。iracingの拡張パックがメインです。
F1配信の際は下の赤枠部分がRomainrob’s collectionを使用しています。
Meekstaaa’s iRacing Dashboard Wonderset!
iracingのダッシュボードのレプリカを作ってくれている方です。
前述のRomainrob’s collectionがインストールされている事が前提ですが、画面内と目の前のディスプレイがほぼ同じなので満足感が高くなりますw
下の写真はインディカーのディスプレイです。表示内容がゲーム内のディスプレイとほぼ同じなのでメインディスプレイ内で表示しきれなくてもステアリングの画面で確認できるので使いやすいです。
以上が今回購入したVOCOREスクリーンについてでした。
正直なところ、外部ディスプレイは無くてもメインディスプレイにオーバーレイ表示させれば事足りるので絶対必要なモノではないと思います。
しかし、外部ディスプレイを設置する事でより実車の雰囲気が味わえるようになるので満足感が高くなるパーツであると思いますので、興味のある方はチャレンジしてみても良いかと思います。